家にいる2匹の雑種犬、       ポンタとボックンのお話。


by ponta200041
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ボックンの逆襲

ボックンは、食べ物以外にあまり興味を示さない。

ボールもくわえないし、タオルをかんでひっぱたりもしない。
口に入れるのは、食べ物だけと決めてるようだ。
だから、口をこじ開けて、薬をねじ込むなんて事は絶対にできない。

自分がボックンという自覚もあまりないようで、自分が呼ばれてる事になかなか気づかない。
何度か呼んでると、「あれっ、ぼくのこと?」って感じで、首が少し動く。 動かないときもある。

そんなボックンが家に来てしばらくたってからのことだった。

向かいの家のエス君(ゴールデン)は、ボックンがその家の前を通るたびにすごく吠えた。
エス君は明らかにボックンに対して怒っていた。
でも、いつも、ボックンはエス君のことは気にもかけずに通り過ぎた。

ある日の事、散歩の途中で、お父さんと散歩中のエス君に出くわした。

その途端、ボックンは四肢をガッと広げ、体を低く構え、エス君に牙を剥いたのである。
「来るならこいっ!」てなもんである。 
ボックンにしてみたら、「檻の中(門扉)からピーピー言ってる奴に用はねえ、男ならオモテヘ出ろぃ」てなもんだったのである。

とはいえ、相手は体重30キロはあるゴールデン。
どう見ても、体重10キロ足らずのボックンに勝ち目は無い。
でも、ボックンは真っ向から勝負を挑んだのである。

すごいぞボックン!

ポンタなら絶対そんなことはしない。
ポンタは、犬にも人にも吠えるが、それは、自分が絶対安全な時だけ。
だから、門の中にいるエス君には吠えるが、外で会ってもまず吠えない。
相手が自分より小さい時は、飼い主がしっかりリードを持っていれば吠えるが、オフリードだと
絶対吠えない。

分別のある隣のおじさんには吠えるが、会うたびに変な事言ってポンタを怖がらせる、
ランちゃんのママには吠えない。
以前、散歩の途中で会った子供に、「おばさん、紐貸して」と言われ、貸したはいいが、
「シロ、来い」と言ってぐいぐい引っ張られた恐ろしい経験があるから、子供にもめったに
吠えない。

なんだか ・・・

で、当のエス君はというと、お父さんの前では、 ”世界で一番おりこうなゴールデン” であるがゆえ、ボックンのことを全く相手にしなかったのである。

でも、それ以来、エス君がボックンに吠えることは少なくなった。

その後ボックンは、「あんたが、ノロノロといつまでも散歩に行ってるから、また夕飯がおそくなったじゃないのよ!」と吠えまくるポンタ相手に、堪忍袋の尾が切れたように、たまぁに戦闘体勢をとっているが、「なによっ!ふんっ!」て感じで、やっぱり相手にされないのである。
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by ponta200041 | 2005-08-17 14:41 | ポンタとボックン